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長野県伊南行政組合

設計施工一括も視野/基本計画見直しプロポ/CM事業者も公募/昭和伊南総合病院の移転新築

2025/08/22 長野建設新聞

 伊南行政組合(駒ヶ根市、飯島町、中川村、宮田村で構成、組合長=伊藤祐三駒ヶ根市長)は19日、昭和伊南総合病院移転新築にかかる基本計画見直し業務と基本計画見直しコンストラクション・マネジメント業務の公募型プロポーザル手続きを開始した。いずれも事業者の特定は9月下旬で、履行期間は2026年3月10日まで。見直した基本計画を踏まえ、改めて基本設計をまとめるが、早期開設に向けて設計・施工一括の発注も視野に入れている。

 同事業は駒ヶ根市赤穂にある現病院を、国道153号伊南バイパス辻沢信号機東側の農地(約3万6000㎡)に移転新築するもの。基本計画による施設規模は地上6階建て、免震構造、延べ1万8905㎡、病床数199床。建築工事費に130億6000万円を見込んでいた。

 23年度には基本設計事業者を伊藤喜三郎建築研究所(東京都豊島区)とエーシーエ設計(長野市)のJVに決定。業務は昨年9月に完了したが、労務・資材費の高騰などにより建築工事費が238億2000万円まで膨らむことが判明した。この時には基本設計の見直しで対応することを想定していたが、近年の経営状況なども踏まえ、基本計画の段階から見直すことにした。

 当初27年度中としていた開院時期は2年程度延期することを明らかにしており、事業期間短縮のため、分離発注の方針であった設計と施工を一括発注とすることも検討していく。

 プロポ手続きを開始した2件のうち、基本計画見直し業務の事業者選定スケジュールは、参加表明書の受付期間が8月29日、技術提案書の受付期間が9月16日。9月下旬にプレゼンテーションを行い特定する。価格提案上限額は1887万3000円(税込み)。一方のCM業務のスケジュールは、参加表明書の受付期間が9月5日、技術提案書の受付期間が9月24日。9月下旬にプレゼンテーションを行い特定する。価格提案上限額は2372万7000円(同)。新病院建設推進室は「見直しの主要因が建設費であるため、CMを採用し、市場価格の把握やコスト管理の精度を高めたい」と話した。

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