国土交通省は、ドローン配送拠点整備促進事業費補助金の交付先5件を決定した。交付額は5件で約9800万円。採択案件には、栃木県佐野市や長野県茅野市などにおけるドローンデポ(荷物の集積・配送拠点、倉庫)整備が盛り込まれている。
同事業は、離島や山間部など物流の担い手不足や物流需要減の地域において、地方公共団体・物流事業者が連携してトラックによる陸上輸送とドローン配送を組み合わせた配送の効率化『スマート物流』を支援するもの。平時における地域の物流網維持・確保、災害時における陸上輸送への代替輸送手段確保を目的とする。
採択された5件の申請者と事業概要は次の通り。
▽ANAホールディングス=沖縄県における血液製剤・医薬品輸送、災害時活用のユースケースに即した実証飛行に基づくドローン活用事業モデル構築
▽西久大運輸倉庫=福岡県うきは市の山間部で、ドローンとEV車両を活用した配送拠点を整備し、過疎地域の生活インフラ安定化と持続可能な物流モデルの構築を図る
▽中津急行=大分県中津市における共同配送とドローン物流を組み合わせた事業の取り組みおよびシステム導入によるドローン運航効率化
▽両毛丸善=栃木県佐野市における荷物を集約するドローンデポ整備、佐野市・足利市での飛行ルート構築、ドローン配送の運航管理体制構築、地上配送とドローンの連携実現
▽HMK Nexus=長野県茅野市での地域における配送ニーズ把握と事業化に適したデポ構築、安全性を確保したドローン航路整備に基づく平時・災害時を想定したユースケース実証