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茨城県常総市

産業用地整備 9割賛成/大生郷工業団地北部の開発

2025/08/23 日本工業経済新聞(茨城版)

常総市が進めている古間木南・大生郷町北地区(大生郷工業団地北部地区)の土地利用について、地権者の意向調査の結果報告を行った。地権者の9割ほどが新たな土地の利用に賛成した。企業誘致に関しては、生産・製造工場や物流施設としての利用を希望する声が多く挙がった。今後は、2026年3月に開発基本計画の策定を目指すほか、地権者への合意形成を引き続き進めていく。

 今回の意向調査では、地権者99人が回答。意向調査結果として、現在は農地利用が過半数を占め、今後の土地利用方針では、生産・製造工場や物流施設としての利用を希望する地権者が多かった。産業用地整備・企業誘致を進めるなど新たな土地の活用の検討に対しては、99人中、「賛成」が88人、「反対」が1人、「どちらともいえない」が8人、「無回答」が2人という結果になった。

 そのほか地権者からは「将来の農業的な利用が難しそうなので早く整備をお願いしたい」「常総ICから10分の立地条件を生かした土地利用を進めてほしい」「大企業に来てもらって若い人の仕事先を増やしてもらいたい」などの声が寄せられた。

 今後は、26年3月の開発基本計画策定を目指す。26年度に発起人会を設立、27年度に組合設立準備会の発足を計画。順調に進めば、27年度中に整備に係る業務代行予定者を選定し、調査・設計、定款・事業計画を策定。28年度中に組合を設立し、工事に着手する。

 造成工事・基幹施設整備関連は、宅地造成と道路・供給処理施設を28年度から実施する方針。29年度内には、公園の緑地整備も行う。企業誘致に関しては、25年度より企業立地需要調査と企業誘致情報発信を進める。

 また関連事業として、圏央道スマートIC整備事業を進めている。25~27年度の検討期間を経て、28年度に実施計画書の策定や地区協議会を設立し新規事業化。29年度から整備に入っていく方針だ。

 古間木南・大生郷町北地区(大生郷工業団地北部地区)は面積33・8haで、鬼怒川ふれあい道路(西幹線)の北側未整備区間を含む区域を想定。アンカー企業の誘致、製造業の集積、鬼怒川ふれあい道路の整備促進を図る。早期の事業化を目指した取り組みを開始し、30年ごろまでに面的整備を終えて企業誘致を進める。併せて隣接防災拠点の供用を目指す。

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