太田市は、全24小学校を対象とした照明LED化工事を、近く条件付き一般競争入札により公告する。入札は24校を地区などを考慮して6校ずつに分け、工事を4分割して行う見通しとなっている。設計については直営でまとめた。
LED化は、国が2030年までに照明をLED100%にする方針を出していることに加え、現在使用している蛍光管の生産および輸出入が27年末で停止する見込みとなっていることから、計画的に学校照明の更新を進めるもの。
全小学校の普通教室などを対象としたLED化工事を24年度に実施している。今回の工事では残る廊下部分や会議室などの特別教室、倉庫および屋内運動場の一部などLED化未実施部分間の工事を発注する。
なお、24年度はLED化が完了している1校を除いた23校を対象として、3~4校ずつ7件に分割して入札を行った。案件ごとの学校と受注会社はそれぞれ◇宝泉小、宝泉東小、宝泉南小=三光電気(太田市)◇沢野中央小、沢野小、南小=大栄電気工事(同)◇韮川小、毛里田小、駒形小=野村電気(同)◇休泊小、中央小、九合小、旭小=親明電気(同)◇鳥之郷小、太田小、強戸小、城西小=実電機工事(同)◇綿打小、生品小、木崎小=中島電機設備(同)◇薮塚本町小、尾島小、世良田小=イズミ電機工業(同)-となっている。
小学校のほか、本年度は中学校全16校の校舎を対象としたLED化工事を計画。すでに公告しており、7月に4校ずつを4分割して入札を行った。工事はそれぞれ、◇西中、城東中、太田中、毛里田中=三光電気(太田市)◇南中、東中、旭中、休泊中=トーカイ(同)◇藪塚本町中、城西中、生品中、強戸中=渡良瀬電気(同)◇宝泉中、尾島中、木崎中、綿打中=志摩電気(同)-が落札している。
当初予算では小中学校LED化工事として、総工事費4億6373万3000円を計上している。