甲斐市は市内橋梁を適切に維持管理するため、点検結果を基に順次補修工事を実施している。現在は複数の中央道跨道橋の補修に向けた設計など準備が進む。2026年度は鳥ヶ池橋(同市龍地地内)や天神橋(同市宇津谷地内)の補修工事に着手する方針だ。
鳥ヶ池橋は中央道双葉SAの西約100mに位置する。ポステンPC変形斜材付Π型ラーメン合成T桁橋で、橋長は約62m。1979年に建設された。甲斐市橋梁長寿命化計画によると、補修内容は断面修復を予定しており、計画策定時の概算事業費は1億5050万円。補修設計は24年度にサンポーが作成した。
天神橋は、19・21年度に補修工事を実施した大境橋の南約400mにある。農道内の橋で橋長は約36m。構造はΠ型PCラーメン橋。補修設計はヤマテックが担当している。
27年度には薬師橋(同市岩森地内)と北原橋(同市宇津谷地内)の補修工事を予定する。薬師橋は甲斐市双葉スポーツ公園の南約500m、北原橋は大境橋の西隣りに位置する。
薬師橋はポステンPC単純T桁橋で橋長約29m。補修設計はヤマテックが担当した。北原橋はポステンPC単純箱桁橋で橋長約36m。補修設計はサンポーが請け負っており、26年3月6日までに完了する予定となっている。