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千葉県市原市

解体調査や消防署用地/医療機関の誘致に伴い/市原市補正

2025/08/27 日刊建設タイムズ

 市原市は、28日開会の第3回定例議会に上程する一般会計補正予算案第3号について、26日に公表した。西部地区への医療機関誘致に伴い、建設予定地となる姉崎公園の施設解体調査に要する経費として1500万円を計上。また、医療機関誘致を契機とし、効率的な消防・救急活動を可能とする場所に姉崎消防署を移転するため、用地取得支援委託に総額2479万4000円の3か年継続費を設定している。年割額は、2025年度405万円、26年度809万7000円、27年度1264万7000円。

 姉崎消防署更新事業の見直しに伴い、新築基本設計委託6610万8000円、地盤調査等委託1329万円、消防署整備事業管理支援委託3168万円を減額。

 また、老朽化が進む五井消防署の外壁等改修実施設計委託967万1000円を確保し、同額の繰越明許費を設定している。

 三和保育所建て替えに向けた基本計画策定支援委託422万8000円を措置。

 24年7月の大雨により被災した村上地区幹線排水路の護岸復旧に向け、災害復旧工事7800万円を盛り込み、同額の繰越明許費を定めている。

 第2庁舎の電気設備について、老朽化に伴う動作不良が生じていることから、停電・復電時に消防設備などを確実に作動させるため電気室非常用ACB更新工事1503万7000円を計上。同額の繰越明許費を設定している。

 市道85号線(菅野)法面修繕で、調査設計委託720万円、応急工事990万円、仮設安全施設購入170万円を計上している。

 古市場地区整備事業においては、区画道路1号・2号の用地取得に必要な経費などとして、不動産登記委託137万9000円、不動産鑑定委託20万円、土地購入705万2000円、物件等調査積算委託40万円を措置。

 八幡椎津線(平田)整備では、ポンプ室修正設計760万円と温度応力解析委託600万円を計上し、既定と合わせた3810万円に繰越明許費を定めている。

 八幡椎津線(五井・島野)に係る用地取得支援委託1770万円を計上するとともに、26年度を期間とする限度額500万円の債務負担行為を設定。

 そのほかの土木費は、道路維持工事委託4400万円、市道6055号線(柿木台)法面崩落修繕調査設計委託300万円、市道49号線・市道232号線・市道1118号線用地取得7939万6000円、八幡椎津線(平田)用地取得3436万2000円、押沼潤井戸線(潤井戸)用地取得1537万4000円。

 そのほか、姉崎保健福祉センター消防用設備修繕129万8000円、三和保健福祉センター消防用設備修繕128万7000円、南部保健福祉センター温水チラー更新工事1133万円、高滝認定こども園施設改修工事392万7000円、青少年会館駐車場防護柵撤去77万円を盛り込んでいる。

 民間保育所等整備補助事業に、総額3億3966万4000円の2か年継続費を設定。年割額は、25年度2717万3000円、26年度3億1249万1000円。27年度に待機児童が見込まれる五井地区における認定こども園の整備に対し、補助を行う。

 (仮称)八幡宿駅西口複合施設等PFI事業(25年度サービス対価改定分)に26~40年度を期間とする限度額3億2762万2000円の債務負担行為を設定。

 市民会館改修事業1834万8000円に繰越明許費を定めている。

 補正により7億1847万9000円を追加し、一般会計総額を1246億3362万8000円とする。

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