県利根沼田農業事務所農村整備課は、片品村花咲地内の牛の平地区で行う区画整理付帯工事を近く条件付き一般競争入札で公告する。水利施設等保全高度化事業(畑地帯総合整備中山間地域型)として行うもので、3工区の道路工と排水路工を一括で発注するもの。設計はプロファ設計(伊勢崎市)がまとめた。
今回の整備は、牛の平地区の南側に位置する3工区の区内道路工と排水路工となる。道路工は延長1040mを対象に、水路兼道路と敷砂利での整備を行う。水路兼道路は延長710m、全幅員5mで舗装幅は4・5m、敷砂利は延長330m、全幅員4mで敷砂利幅3mで施工する。敷砂利については、再生切込砕石40-0を使用予定となっている。
排水路工は延長740mで、水路兼道路とコンクリート2次製品で施工する。水路兼道路を延長677mで整備するほか、延長24mで道路側溝500㎜×500㎜を使用し、延長6mは道路横断工500㎜×500㎜で施工する。また、延長33mを対象にコルゲートフリュームを使用し工事を行う。
今後の整備計画では、獣害防止柵工と補完工事の暗渠排水工や法面植生工、地区外道路の表層工を予定している。獣害防止柵は恒久柵(金網)を使用し、南側には既設があるため北側の未整備区間を対象に、延長1000mで施工する。2026年度早々の発注を目指している。
補完工事としての暗渠排水と法面植生工は、地元の土地改良区と今後調整するため、施工場所や規模は現時点では未定となっている。暗渠排水工は穴あき塩ビ管φ75㎜を使用する。
また、地区外道路は延長280m分の表層工を見込んでいる。3工区の施工の進捗状況によるが、26年度早々の発注を見込んでいる。
牛の平地区は片品村の南部に位置し、周囲を山に囲まれた20haの農地。条件不利地であることや農業用水施設が整備されておらず、農業者の高齢化も重なり、遊休農地化が課題となっていた。そのため、13・8haの区画整理や畑地かんがい施設整備を行い、尾瀬トマトや白小豆などの高収益作物を導入することで、中山間地域農業の成長産業化を見込んでいる。事業完了は26年度を目指している。
直近の工事では、24年度の整備事業として今井工業(片品村)が受注。3工区の区画整理2・9haのうち1・65haで伐採工を行ったほか、延長120m、幅員5mの置換工と上層路盤工延長280m、幅員5mを整備し、地区外道路の排水路工延長100mを施工した。また角田建設工業(片品村)が区画整理3-1工事として2・9haの整地工を担当した。25年度は、今井工業が村道の復旧工事を受注し、角田建設工業が1、2工区補完工事として暗渠排水工と法面植生工などを担当している。