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群馬県西部農業事務所農村整備課

県西部農業事務所農村整備課は吉田地区を計画

2025/09/02 群馬建設新聞


県西部農業事務所農村整備課は富岡市内で、ほ場整備を進める吉田地区農業競争力強化農地整備事業について、2025年度は1工区3工事および1工区4工事で計5・7haでの区画整理工を予定している。工事発注時期は月内を予定しており、発注方法は一般競争入札で、各工区ごとの公告となる。工期は両工区ともに約6カ月を見込んでいる。設計業務は藤和航測(前橋市)がまとめた。

1工区3工事の工事内容は3・5haの整地工のほか、道路工1㎞、用水路工0・6㎞、排水路工1・1㎞を計画。また、1工区4工事の工事内容については2・1haの整地工のほかに、道路工0・4㎞、排水路工0・3㎞を予定している。

同地区の農地整備事業は22年度に着手し、29年度の完了を目指し進める。国の事業採択は22年度に受けている。24年度に初弾工として1工区1工事および1工区2工事で計7・3haの区画整理工を発注している。

総事業費は約20億2700万円を見込んでいる。内訳は、工事費が約13億3900万円となり、残る6億8800万円を調査測量設計・換地などに充てる。

同地区は神成地内、中沢地内、蚊沼地内、南蛇井地内、上小林地内に広がり、西毛病院(神農原559-1)、上信越自動車道に挟まれた76・3ha区域。農地が不整形、小区画であることや、用排水路の老朽化と機能低下していることに加え、農道の幅員が狭く、路面状態も悪いため整備を行う。なお、同地区では約7haの工業団地用地も創設する。

区域内では54・4haの区画整理工を行うほか、約5・4㎞の排水路工や約7・5㎞の用水路工、約7・9㎞の道路工を実施する。

排水路工については300㎜×300㎜~800㎜×800㎜の穴あきコンクリートフリュームを敷設する計画。

用水路工は300㎜×300㎜~500㎜×500㎜のベンチフリュームの設置を計画している。

道路工は全幅5mで整備。幅員構成は車道部4mで、片側0・5mの路肩を両側に設ける。道路はアスファルト舗装か敷砂利を施す。

また、本年度は測量調査設計業務を委託しており、貯水池路線測量業務や河川横断工設計業務などを予定している。

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