富士見町は新井戸尻考古館基本設計業務委託の公募型プロポーザルで、優先交渉権者にアーキディアック(松本市)を特定した。同社の参考見積価格は1430万円(税抜き)。実施設計業務も基本設計の事業者と随意契約する予定。建設工事は27~28年度に計画している。
プロポーザルの参加者数は6者(優先交渉権者以外は非公表)。8月26日に審査会を行い特定した。事業費の一部は国の交付金を活用。9月1日に内示を受けており、正式決定を待って基本設計業務の契約を交わす。
新施設の建設場所は富士見町境7042-2ほか。既存施設南西側の農地で、用地は6304㎡。収蔵庫を併設した考古館と駐車場を整備する。プロポーザルの際に示した施設は委託料上限額は1600万円、想定工事費は7億3300万円(ともに税込み)。延べ床面積1100㎡を想定。構造・階数の制約は設けていない。財務課は「審査会は非公開で実施しており、優先交渉権者の提案内容はしかるべき段階で明らかにする」とし現時点での明言は避けた。
基本設計業務の履行期間は26年1月末。実施設計業務の費用は26年度当初予算で要求する方針。
なお、今年5月に発注した地質調査業務は新日本設計(長野市)が担当した。