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群馬県中部農業事務所農村整備課

県中部農業事務所が前橋金丸地区で工事計画

2025/09/03 群馬建設新聞


県中部農業事務所農村整備課は、前橋金丸地区として石綿管の布設替えを計画している。2025年度は、測量設計業務を9月末までに指名通知する。業務は年度内にまとめ、26年度の着工を目指す。対象は群馬用水の支線となる金丸2号、3号および5号支線。合計約3100m区間で工事を実施する。全体事業費は約4億5000万円を試算している。

前橋金丸地区は、金丸第1揚水機場から用水を第1調整池に揚げ、金丸第2揚水機場からさらに第2調整池へ引き上げた後に、各地へ用水を供給している。前橋金丸地区として更新するのは、各調整池から伸びる農業用水の支線となる。

金丸2号支線は、金丸第1調整池から西へ1929m布設されている。今回工事を行うのは全体1665mで、既存の布設区間からルート変更を行うために新設する区間も含まれている。

既設管はφ300㎜が357m、φ350㎜が890mの内訳で、合計1247mを更新する。新設区間は418mとなる。使用する管種は、φ300㎜で塩ビ管とダクタイル鋳鉄管。

金丸3号支線は金丸第2調整池から南下している1066mの支線。全体のうち、337m区間と533m区間が対象で、合わせて870mを更新する。現在はφ350㎜の石綿管で、φ300㎜の塩ビ管に更新する。

金丸5号支線は金丸第2調整池から東方向へ向かって布設されている用水路。全体で762mあり、うち、590m区間で更新する。現在はφ300㎜の石綿管。更新後は同口径の塩ビ管とする。

同地区としては、23~24年度に事業計画の策定を藤和航測(前橋市)に委託。25年度に農村地域防災減災事業として測量設計業務を委託し、年度内にまとめる方針。工事は26年度に着手し、29年度の完成を目指す。

なお、金丸第1揚水機場および同第2揚水機場では、ポンプなどの設備更新事業に着手する。本年度に測量設計業務の委託を予定している。

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