骨材販売をはじめ、石灰改良土の製造販売、さいたま市の公共土木工事を行うオザワ（本社＝さいたま市大宮区大門町）は、創業70年の老舗企業。同社の小沢正康副社長は、「70年間、会社をやってこられたのは、地域の皆さまのおかげ」と語り、地域に愛される会社を目指す。１９９３年に、埼玉県内でいち早く、建設発生土のリサイクルプラントを稼働し、現在はＮＰＯ法人埼玉県建設発生土リサイクル協会の理事長を務めている。

　２０１１年の東日本大震災が発生した年に小沢副社長は「何か地域を明るくすることはできないか」と考え、本社ビル一階に、「おおみや卓球場」をオープンした。小沢副社長は卓球と縁はなかったが、「小さい子どもからお年寄りまで、世代を超えて楽しめるスポーツ。地域の交流の場になれば」との思いからスタートした。大宮駅からも近く、利用料もリーズナブルなことから、平日も多くの人が利用している。小沢副社長の好きな言葉は「意思あれば道がある」。がんばれば、道は必ず切り開けるということを、これからも体現していく。