高森町は3日、信州たかもり温泉改修事業の第1期工事について、落札者を神稲建設(飯田市)に決めた。落札価格は6億1600万円(税抜。以下同じ)。予定価格は6億2730万円で、落札率は98.2%。最低制限価格は5億7711万6000円だった。
同事業は宿泊施設「湯ヶ洞」と日帰り温浴施設「御大の館」で構成する信州たかもり温泉を2025、26年度の2年間で改修するもの。設計業務は倉橋建築計画事務所(松本市)が担当した。
第1期工事の対象となる湯ヶ洞はRC造2階建て、延べ1664㎡。1992年に開業した。設備包含の一括発注で、入札方法は受注希望型一般競争入札。8月28日の開札には5者が応札した。契約議案は開会中の9月議会に諮る。
また、御大の館を対象とした第2期工事について産業課は「交付金の内示が前提となるが、3月の最終補正予算で要求し、可能であれば本年度内に施工者選定の手続きに入りたい。今のところ発注形態は第1期工事と同様、設備包含、受注希望型一般競争入札を考えている」と話した。御大の館はS造2階建て、延べ1402㎡。1996年に開業した。