北杜市は、9月補正予算案を公表した。主なものでは、防災・安全社会資本整備交付金事業に1億2877万4000円、市単道路新設改良事業に6001万6000円、介護関係施設管理事業に2420万4000円、林道新設改良事業に1195万円、県単特産農産物生産支援整備事業に808万5000円、新庁舎建設推進事業に682万円などを計上した。
このうちの防災・安全社会資本整備交付金事業は、須玉町若神子地内に位置する市道若神子・下黒澤線を対象に、法面の修繕と補強に費用を充てるもの。国の交付金を活用し、対象箇所を通行する際の安全対策を行う。
市単道路新設改良事業は、大泉町谷戸地内を走る市道大泉谷戸47号線の護岸工事などに費用を充当する。
2023年7月に発生した大雨の影響により道路構造物が崩落した。そのため通行止めの措置をしていた箇所において、県との事前協議が完了したことに伴い工事を予定するもの。
介護関係施設管理事業は、小淵沢町デイサービスセンターの空調設備改修工事を行うもの。改修設計業務は7月に完了済み。施設利用者が安全で快適に過ごせるよう、空調設備の改修費に充てる。
林道新設改良事業は、林道茅ヶ岳線測量設計業務、林道釜無川右岸線(黒岩沢橋)改良工事、林道神宮線舗装改良工事を進めるもの。市営林道や林道機能を保全するための整備を進める予定。
県単特産農産物生産支援整備事業は、農道明野小笠原17号線に備わる農業用水路の改修工事を進めるもの。
新庁舎建設推進事業は、市役所本庁舎の整備や今後の方針を検討するため、市民の意見やニーズを把握するためのアンケート調査などに費用を充当するもの。
このほか、 KAITEKI住宅普及促進事業費補助金に620万円、家具転倒防止器具購入費補助金に50万円などが盛り込まれた。