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群馬県邑楽町

寿荘で建設検討委員会を立ち上げ

2025/09/09 群馬建設新聞


邑楽町は、福祉センター寿荘(中野1343-1)で建て替えや大規模改修などを視野に入れた建設検討委員会を設立した。8月には第1回委員会が開かれ、これから具体的な整備の方向性を詰めていく意向を示した。

福祉センター寿荘は1981年3月竣工、RC造平屋、床面積1537・74㎡の規模。建物には大浴場から大広間などが設置されている。

同施設は築40年以上が経過しており、老朽化に伴う修繕箇所が多く見受けられ、ボイラー設備などの故障により一時的に大浴場の利用を停止した期間もある状況。建物および各種設備などの改修頻度の増加や、更新工事費用が多額になること、設備等の故障などにより施設運営に支障をきたす恐れがあることを踏まえ、今後の整備計画を決めていく。

建物については、必要となる維持管理費や工事費など費用対効果および施設の利便性向上を加味して◇建て替え◇大規模改修◇修繕による現状維持-などさまざまな方向性を視野に入れて検討を進める。

検討委員会では、地域住民や利用団体、各種専門家などから幅広く意見を集める。また、年度内に第2回委員会の開催も予定している。

同敷地内には町の社会福祉協議会や高齢者活力センターが立地しており、隣接地には高島公民館が建設されている。また、道路を挟んで向かい側には松本公園(石打1140)が位置するなど、寿荘は地域住民の憩いの場となっている。こうしたことから、寿荘の整備と合わせて周辺地域コミュニティの発展のためにも、地区計画の変更などについても検討している。

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