韮崎市は9月補正予算案を発表した。旧韮崎東保育園の園舎解体工事と旧なごみの郷の不動産鑑定計6951万8000円、市民交流センター管理費1615万9000円、保健福祉センター改修費1004万7000円を計上。道路の応急処理委託費なども盛り込んだ。
穴山地内の旧なごみの郷では、今後施設の売却や貸し出しを検討するに当たり不動産鑑定を行う。現在は福祉避難所として使用しているが、新たに建設した韮崎中央体育館に福祉避難所を設置するため、空き施設となる。本補正案には、同施設の警備用電源改修59万7000円も計上した。
市民交流センター管理費では、テナントの改修工事や非常口・通路などの誘導灯交換を実施する。
保健福祉センター改修費では、備品購入を予定。主な品目はブラインド、スチール棚、子育て支援室備品など。
道路の応急処理では、農業用道水路の応急処理(年間31カ所)697万7000円、道路橋梁の応急処理(年間61カ所)1923万2000円を補正する。土木関係では、大村智記念館東側敷地の取り付け道路工事と鋼矢板引き抜き切断工事計254万8000円も盛り込んだ。
繰越明許費では、用地取得に時間が掛かることとが見込まれる、市道穂坂26号線(繰越額2300万円)、市道穂坂97号線(同2億630万円)、市道神山39号線(同1億2050万円)、市道穴山5号線(同9570万円)の各事業費を計上した。
債務負担行為では、中央体育館建設に関わる公有財産購入費(2026~44年度、限度額6254万4000円)を設定した。
病院事業会計では、LED照明リースと医療機器購入の経費4259万8000円を追加したほか、債務負担行為としてLED照明賃借料(26~35年度、限度額2782万4000円)を設定した。
このほかの主な予算は▽水神住宅アスベスト調査119万6000円▽民間開発に伴う埋蔵文化財調査483万円▽定住促進住宅の指定管理831万8000円▽山梨KAITEKI住宅普及促進120万円▽議会ネットワーク環境構築など78万3000円▽起業支援補助547万1000円。