国土交通省大臣官房官庁営繕部は2026年度予算概算要求で、対前年度当初比1・37倍となる244億3800万円を求めている。官庁施設の防災機能強化や老朽化対策を進める方針。
防災拠点となる官庁施設の防災機能強化については、官庁施設整備推進で地域活性化への貢献を図る。自家発電設備改修、受変電設備改修も実施。大規模空間を有する施設については天井耐震対策を行う。
官庁施設の老朽化対策については、より長く安全に利用し、トータルコスト縮減を実現するための計画的な改修を行う。
このほかPFI手法の活用による官庁施設整備、脱炭素社会の実現に向けた木材利用の促進、地域に根ざした国公有財産の戦略的マネジメントなどを実施する。