伊勢崎市は、飯島町にある韮川へつながる樋管周辺を対象に護岸改修を計画している。9月補正予算案には、河川改修事業で設計等業務委託料として2000万円を計上。予算可決後早期に委託したい考え。本年度は設計期間に充て、2026年度以降に工事を発注する方針。
樋管は県道境島村今泉線が韮川をまたぐ松原橋のすぐ上流、左岸側に接続しており、周辺農地の排水管として利用されている。また、韮川を挟んで南側は南部工業団地となっている。
改修は、対象となる樋管下流側にある護岸が経年劣化などによって破損していることから、その対策として計画したもの。現在は、応急対応として破損部分へ蛇かごなどを設置している。
補正予算で確保した委託料では、護岸の設計と樋管本体の評価を中心に実施する。評価に関しては今後、護岸に同様な破損が発生しないかなどを判断するためのものとなる。加えて、測量やボーリング調査なども行う。樋管本体については、評価の結果、対策が必要であれば改修設計を作成したい考え。
今後、予算可決後早期に設計などを委託。施工内容については、韮川の河川管理者である県と協議しながら詳細を詰めていくとしている。工事は26年度以降となり、各種準備が整い次第、発注したい考え。