建設技能人材機構(JAC)は特定技能1号および2号の評価試験について、12月から全国95カ所のプロメトリックテストセンターで実施することを発表した。10月3日から試験の予約受付を開始する。11月末までの試験は、これまで通り同機構の直営で行う。
12月以降試験の予約は、試験配信・評価の外資系プロバイダーであるプロメトリック社のサイトから行う。同社ではテストセンターを各都道府県に1カ所以上設置している。
試験は各テストセンターで月1回行われることになる。なお、これまでは月ごとに1回の受験が可能だったが、12月以降は「前回の受験日から30日以上あける」ことになる。
特定技能制度創設から本年で6年目。1号期限は5年であり、2号に合格しなければ帰国することになるため、JACでは2号受験者が多くなると予測。これを踏まえて試験運営の実施環境改善をすることとした。
JACでは資格取得等奨励金制度も創設している。特定技能2号または建設技能検定1級合格の場合、外国人本人と受入企業それぞれに10万円を支給する制度。10月1日から申請受付を開始する。