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群馬県上信自動車道建設事務所

上信千沢橋のA1橋台工事

2025/09/20 群馬建設新聞


県上信自動車道建設事務所は東吾妻町箱島地内で上信千沢橋A1橋台の躯体工事を近く条件付き一般競争入札で公告する。整備を進めている吾妻東バイパス2期工区の道路改築事業として行うもの。A1橋台の基礎工事に施工のめどがついたため工事発注を行う。工期は約10カ月を見込んでいる。設計は長大(東京都中央区)が手掛けた。

東吾妻町箱島地内で整備を進めている上信千沢橋は、千沢川を跨ぐ鋼単純細幅箱桁橋で、橋長68m、全幅員11・5m、有効幅員10・5mの規模となる。加工鋼重は270・9t、総重量は276・7tで整備を予定している。

今回発注する渋川側のA1橋台は、逆T式橋台で、高さ15・0m、幅員11・5mの規模となる。コンクリートボリューム720・9立方m、鉄筋量39・15tを使用し、型枠面積617㎡で整備を行う。

A1橋台の基礎工事は、深礎杭の整備として延長24m、φ2・5mを1本、延長17・5m、φ2・5mを2本、延長17・0m、φ2・5mを1本、延長15・0m、φ2・5mを2本で施工している。また、抑止杭として延長22・5m、φ2・5mを8本で整備を実施している。A1橋台の基礎工事とA2の橋台工事は、南波建設(東吾妻町)が担当している。A2橋台は箱式橋台で、高さ20m、コンクリートボリューム1672・7立方mで整備を行った。

上信千沢橋の整備では今後、年度内に上部工架設工事の発注を計画している。上部工架設後の工事計画として、橋面舗装工事と高欄の整備工事を予定している。

上信自動車道吾妻東バイパス2期工区は、箱島インターチェンジから植栗・中之条インターチェンジまでを結ぶ延長約7㎞、幅員10・5mの新設道路。14年度に事業を開始しており、29年度の開通を目指して工事を進めている。

同工区では本年度の大型工事としていずれも東吾妻町で発注を計画。小泉地内で行う中郷橋下部工、新巻地内から泉沢地内に跨る泉沢大橋の1号橋上部工、五町田地内で行う湯殿橋の下部工、新巻地内で行う函渠工ほか工事となり、順次発注する方針。

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