県企業局発電課は、沼田市白沢町尾合地内で白沢発電所の建屋建築工事およびエレベーター設置工事を計画している。工事は一括して10月ごろの一般競争入札公告を予定する。工事期間は18カ月を見込む。なお、電気設備工事と機械設備工事については2026年度の発注を予定している。設計は北電技術コンサルタント(富山県富山市)がまとめた。
建築地は沼田市白沢町尾合甲850。建築する建屋はS造平屋、床面積534・68㎡の規模となり、既存発電所の基礎を使用して建築する。377・6立方mのコンクリートと鉄筋20tを使用し建築する。屋根は露出断熱アスファルト防水の陸屋根で、施工面積は523・8㎡。外壁材は押出成型セメント板となり、施工面積は407・8㎡を見込む。数量などは積算で変更となる可能性もあるとしている。
建屋内には◇配電盤室◇キュービクル室◇予備発電機室◇チャンバー室◇空調機械室◇男子便所◇女子便所◇風除室◇倉庫◇ホール・廊下-を整備する。
建屋内に設置する照明は◇LEDベースライト(露出型)=125灯◇LED投光器=8灯◇LEDダウンライト=26灯◇LED20形ブラケット=10灯◇誘導灯=13灯◇非常灯=33灯-となる。
空調室内機の形式は天吊露出(ツイン)で、2台設置する。電源は三相200V、冷房能力12・5/20kW、暖房能力14/22・4kW。室外機は床置き式を2台設置する。
男子トイレには小便器1基と暖房便座・ウォシュレット機能付きの大便器を1基設ける。女子トイレについては暖房便座・ウォシュレット機能付きの大便器を1基整備する。トイレの床材は防塵塗料塗床(薄膜型エポキシ樹脂系)で、床面積は13・35㎡。手洗い場に設置する蛇口2基は自動水栓となる。排水管はφ20~100㎜のVU管を41m布設を行う。
エレベーターは地下と1階を移動するため◇収容人数=9人乗り◇最大積載量=600㎏◇定格速度=45m/min-を1台設置する。
合併処理浄化槽はFRP製の5人槽を1基設置する。有効容量は1・804立方mを見込む。
なお、26年度に電気および機械設備工事を発注し、運転開始は27年度末を目指す。