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群馬県太田市

社会体育館への空調設備整備事業に着手

2025/09/25 群馬建設新聞


太田市は、社会体育館への空調設備整備事業に着手した。事業は4カ年で藪塚本町社会体育館と尾島体育館、市民体育館の3施設へ空調設備を新設するもので、本年度は藪塚本町社会体育館で設計業務を委託。2026年度に同体育館で工事発注し、並行して尾島体育館で設計業務を委託する。第一次実施計画では、4カ年の総事業費として3億2671万1000円を算出した。

同事業は、空調設備が未整備の体育館アリーナを対象に、冷暖房機能が備わった設備を新設するもの。近年の異常気象の影響により猛暑日が増えているため、部活動やレクリエーションなどで利用する学生や市民の熱中症対策として行う。加えて、災害時には避難所として活用されることから機能強化を目的に推進する。

藪塚本町社会体育館(大原町383-70)は、藪塚本町中央運動公園の敷地に整備されている。1990年度に竣工しており、建物規模はS造平屋、床面積は2481・94㎡。アリーナ部分はバスケットボール2面かバレーボール2面またはバドミントン6面が利用でき、アリーナ面積は1365㎡の規模となっている。

同体育館では勝山工務所(前橋市)へ設計業務を委託。26年度に工事を行う。工事概要は、GHPエアコンの設置を想定している。室外機は電源自立型となり、室内機は天吊型を見込む。エアー搬送ファンも併せて整備する。

26年度は尾島体育館(亀岡町656-1)で設計を委託し、27年度の工事発注を計画する。同体育館はS造平屋、床面積1565㎡の規模となっており、バスケットボール1面またはバレーボール2面などが整備されている。

現段階の計画では、28年度に市民体育館(飯塚町1059)で同様の工事を予定している。体育館はRC造2階建て、延べ床面積1万6037㎡の規模。太田市運動公園内に整備されており、バレーボール4面、バスケットボール3面、バドミントン12面などが設置されている。

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