身延町は、9月補正予算を公表した。主なものでは、林道折八古関線災害復旧工事に1500万円、町道大崩線災害復旧工事に1500万円を計上した。このほか林道三石山線法面改良工事に510万円、町道八日市場市街8号線道路改良工事に428万7000円、町道、排水路等埋塞土除去業務に300万円、町道下町、カニ谷線道路照明工事に132万円を盛った。水道事業会計では、機械電気設備および水道管の修繕費に3778万3000円を予算化した。
このうち林道折八古関線災害復旧工事は、折八地内に位置する同線の一部で法面の崩落が発生した。現在は通行止めの措置を取っている状況という。
町道大崩線災害復旧工事は、路側の基礎部分や擁壁が崩落したため、現地の復旧に向けた工事に費用を充てるもの。
2件の災害復旧工事は、近く災害査定に移る。工事発注時期については、災害査定の結果を経て進めるため、もうしばらく先になる見通し。
林道三石山線法面改良工事は、大島地内の同線で過年度に災害復旧した箇所を対象に進める。対象箇所に位置する道路の上部と下部において、法面保護工を行う予定。工事は10月末の入札を目指す。
町道八日市場市街8号線道路改良工事は、八日市場地内を通る町道の一部で、排水機能に支障が見られる箇所を対象に、既存水路の整備を予定している。工事では水路の入れ替えを行って復旧を図る。発注時期は早ければ10月に入札を行う見通し。
町道、排水路等埋塞土除去業務は、町内の複数箇所を対象とし、降雨時や大雨などで法面が崩れて水路に溜まった土などの除去に充当する。
町道下町、カニ谷線道路照明工事は、地元要望により既存の電柱に添架させる形でLEDの街路灯を新たに設置するもの。工事は随意契約で行う予定。
水道事業会計の機械電気設備および水道管の修繕については、町内の複数箇所において、水道管の漏水発生に伴う修繕などに費用を充てる。
このほか、小規模水道整備事業補助金に147万8000円、農業土木事業修繕費に276万円、消防団施設管理修繕費に16万1000円、公共施設整備基金積立金に42万2000円、中富地域町営住宅建設基金積立金に13万5000円、教育施設整備基金積立金に240万7000円、まちづくり振興基金積立金に145万円、土地開発基金積立金に4万8000円などを予算化した。