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群馬県桐生市

新里中学校の大規模改修工事を10月公告

2025/09/30 群馬建設新聞


桐生市は、新里中学校の大規模改修工事を早ければ10月にも発注する。工事概要は、校舎の屋上防水改修や校庭の表土入れ替え、校舎内および校庭などの屋外照明LED化となる。入札方式は、屋上防水工事および校庭整備は一括して条件付き一般競争入札、LED化を電気設備工事として指名競争入札が見込まれる。9月補正予算では総工事費1億8150万円を計上した。

新里中学校(新里町山上827)は、1979年竣工のRC造4階建て、延べ床面積6031㎡の規模。敷地内には新里社会体育館(新里山上828-1)および新里西グラウンド(新里町山上829-1)が併設されており、スポーツ施設は学校の授業で使用されるとともに市民へ一般開放している。

大規模改修工事は、同校の存続を前提として新里地区小学校統合推進委員会が設置されていることから、校舎の長寿命化に向けて必要な工事を実施する。また、校庭や運動場は土のグラウンドとなり、地域柄強風も多く学校周辺が吹きさらしのために砂埃が舞いやすいことから、土をグリーンサンドへ入れ替える。建物の改修工事に併せて、校舎および屋外照明の多くが蛍光灯となっているため、LED化工事も実施する。12月から順次工事を進めていき、年度内の完了を目指す。

屋上防水工事は、約1400㎡を対象に塩ビシート防水を張り替えし、約230㎡でウレタン塗装を行う。校庭整備は、軟式野球などで使用する西グラウンドと、サッカー場などの2面があり、着工時期をずらして片方ずつ工事を進める。合計面積2万1000㎡程度を対象に、表層の厚さ5㎝で土を剥がし、グリーンサンドを盛土して整地する。LED化工事では、運動場や屋上にあるナイター照明を57基照明更新し、校舎内ではLED化未実施の教室や特別室などで528基でLED化する。

同校に併設されている新里社会体育館では、本年度に大規模改修工事を発注した。屋根の改修工事を佐田建設(前橋市)、空調設備の設置工事を星野管工・桐生水道・新里設備工業JV、LED化など電気設備工事を田島電気(桐生市)がそれぞれ落札した。

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