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千葉県富里市

新昭和が商業施設新設/七栄新木戸北部地区計画/富里市

2025/10/02 日刊建設タイムズ

 富里市は、七栄新木戸北部地区地区計画の案を公表した。地区計画に基づき、同地区約10haにおいて商業などの産業系機能が集積する利便性の高い都市的土地利用の誘導を図り、地域にふさわしい複合商業施設を形成。また、敷地内において植栽などを行い、緑豊かな環境の形成を図る。地区計画の決定は、新昭和とジョイフル本田から都市計画提案制度に基づく提案を受けたことによるもの。同地区内において、ジョイフル本田が「ジョイフル本田富里店資材館」(七栄525―24)の拡張、また新昭和が複合商業施設の新設を計画している。

 地区計画においては、区域を北西側の地区A約5・1haと、南東側の地区B約4・1haに区分する。

 原則として▽診療所▽公衆浴場(一部用途を除く)▽老人ホーム、保育所、福祉ホームその他これらに類するもの▽店舗、飲食店、展示場その他これらに類する用途に供するもの(床面積合計が1万㎡以下のものに限る)▽畜舎(ペットショップ、動物病院、ペットホテルに付属するものに限る)▽事務所▽カラオケボックス、ゲームセンターその他これらに類するもの(床面積合計が1万㎡以下のものに限る)▽ボーリング場、スケート場、水泳場など運動施設▽店舗、飲食店に付属する原動機を使用する工場(地区Aは作業場の床面積の合計が50㎡以下、地区Bは同150㎡以下のものに限り、一部用途を除く)▽自動車修理工場で300㎡以下のもの▽これら建築物に付属するもの――以外は建築できない。

 建築物の建蔽率の最高限度は60%。容積率の最高限度は200%。建築物の敷地面積の最低限度は、原則1000㎡。建築物等の高さの最高限度は、地区Aが原則12m、地区Bが原則15m。区域内の緑化率は6%以上とする。

 地区施設は、幅員12m、延長約581mの1号道路と、面積約710㎡の1号緑地。

 同地区は、富里インターチェンジ(IC)の北約1kmの市街化調整区域に位置。都市計画マスタープランにおいて「にぎわい拠点」として位置付けられ、市内外を結ぶ広域的な拠点として、商業などの産業系機能の集積を図り、多くの人が訪れ、交流する、にぎわいのある拠点の形成が求められている。

 また、富里IC周辺地域と日吉台の地域拠点を結ぶ地域間交流軸上に位置し、利便性の高い軸状空間の形成を図る地区とされ、都市計画道路成田七栄線の開通により、さらなる発展と市の玄関口にふさわしい拠点の形成が期待されている。

 案については、14日まで都市計画課で縦覧に供しているほか、ホームページに掲載している。

計画図

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