飯田市は実施要領で「県に準じる」と定めている週休２日工事の補正率について、10月以降も変更しないことを決めた。財政課は「周知期間を確保し、混乱が生じないようにするための対応であり、遅くとも年度替わりまでに、県に準じた補正率に変更する」と話した。

　現行の補正は月単位で達成した場合に限り適用。補正率は労務費が1.04、機械経費（賃料）が1.02、共通仮設費が1.03、現場管理費が1.05。混乱を来さぬよう当面の間、使用する補正率を特記仕様書に明記する。

　ちなみに県は10月以降、月単位で達成した場合、労務費に1.04、共通仮設費に1.01、現場管理費に1.02を補正。さらに、週単位で達成した場合は共通仮設費の補正率を1.02、現場管理費を1.03に引き上げる。予定価格の段階で週単位の補正を行い、実績に応じて減額する形。

　なお、建築工事については県が変更していないため、引き続き県の要領に準じた補正を行う。