松本市は18年度、健康づくり、危機管理および子育て支援の3Kプランを重点課題として予算編成を行った。
このうち、危機管理の分野における建築物耐震補強促進事業については委託費に960万円を見込み、700戸の簡易診断と180戸の精密診断を実施の構え。さらに、耐震補強工事への補助としては40戸相当の費用(2400万円)を予算化している。
また、公共施設への対処では、梓川小学校において耐震補強工事に着手(工事費2113万円)する。
17年度の調査を経て補強工事の設計に取り組むのが市役所庁舎で、別棟を含む本庁舎と東庁舎、これを繋ぐ渡り廊下の基本および実施設計を委託する。それぞれの構造と規模は、本庁舎がRC造5FB1F延べ5314・15㎡、同別棟がRC造3F延べ881・95㎡、東庁舎がRC造4FB1F延べ6387・22㎡、そして渡り廊下はS造延べ83・58㎡。
さらに、昭和56年以前の建物である安曇支所(53年築、RC造3FB1F延べ約2100㎡)と梓川支所(42年築、RC造一部S造3F延べ約1700㎡)について耐震診断を実施する。
このほか診断対象となる施設はトライあい・松本、四賀地区4小学校、安曇基幹集落センター、芝沢体育館。隣接の旧松本児童相談所跡地を取得し、旭町保育園を統合する桐保育園についても増築前に現施設(RC造2F延べ793㎡)の耐震度を測るとして予算計上を行っている。