藤岡市は2026~28年度の3カ年実施計画をまとめた。国スポ大会会場整備事業には直近3年で1億7000万円程度の事業費を算出し、サッカー会場の芝生化などを図る。また、小・中学校体育館空調設備整備に伴い、断熱化工事を計画、27年度に実施設計、28年度に単年で工事を行うスケジュールを示した。28年度の事業費は3億7000万円を算出。投資的事業における3カ年の合計事業費は126億9477万7000円と算定している。
29年度に群馬県で開催される国民スポーツ大会において、サッカー競技の実施会場として内定している各公園で、天然芝張り替え工事や散水設備改修工事などを順次、進めていく。26年度は庚申山総合公園での芝生張り替え工事を実施。藤岡総合運動公園では同様に天然芝の張り替え工事のほか、散水設備やナイター照明の新設工事に向けた設計を行う。工事に向けた設計業務は冨永調査事務所(高崎市)が手掛けている。
小・中学校体育館の断熱化工事は26年度に空調設備の設置工事を行うことに伴うもの。設計業務委託料として3000万円を算出している。工事は単年での完了を想定している。
このほかの主要事業は次の通り。
【みかぼみらい館長期保存事業】
順次改修工事を進めているみかぼみらい館では26年度に大ホール壁タイル補修工事およびエレベーター設備改修工事を位置付けた。27年度、28年度は大ホール舞台LED照明更新工事を計画。事業費は◇26年度=7664万2000円◇27年度、28年度=6953万9000円-。
【毛野国白石丘陵公園整備(第3期)事業】
藤岡歴史館(白石1291-1)周辺の約5・5haの区域を3期事業として整備する。1995年度に策定した基本計画には、整備内容としてガイダンス施設やモニュメント、区域内を流れる猿田川に架設する橋梁整備などが盛り込まれている。2024年度は基本計画見直し業務をアコン測量設計(前橋市)が行った。26年度に実施設計業務、27~28年度は用地買収や物件補償などに充てる。事業費は◇26年度=7044万円◇27年度=1億9000万7000円◇28年度=2億4000万7000円-。
【林道投石町有林線平家橋補修事業】
新規事業として着手。経年劣化により、鉄筋露出、変形およびひび割れなど著しい箇所について、損傷原因の詳細調査などを進め、工事に向けて準備を進めていく。詳細調査および実施設計業務委託料に26年度事業費1272万7000円を確保している。
【藤岡市民ホール解体事業・地域づくりセンター駐車場整備事業】
藤岡市民ホールの機能が複合施設に移転するために解体工事を計画している。跡地は駐車場として整備を行う。26年度に計画する解体工事費および駐車場整備工事費に8459万1000円を算出した。27年度は更地化工事を334万4000円で計画している。
【旧火葬場建設事業】
1976年度に建設された偕同苑の老朽化が著しいために解体工事を本年度に進めている。跡地は駐車場として整備することから、事業費として8222万7000円を算出している。