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「めっちゃ迫力」 笛吹建協が浅川中でICT体験会

2025/10/08 山梨建設新聞

 笛吹建設業協会(飯塚潤会長、実施主体)は3日、笛吹市の浅川中学校で「ICT等体験会」(学校キャラバン)を開催した。県の「建設産業担い手確保に向けた魅力発信事業」の業務委託を受け、県建設業協会が企画。同校3年生約100人が参加し、最新の重機の操作体験などを実施した。

 飯塚会長はあいさつで、ICT技術について「建設業では最近、なるべく人が苦労しないような方向にいっている」と、作業を支援する技術が進んでいる状況を説明。この日の体験を通して「建設業に興味を持ってもらえたら」と呼び掛けた。

 体験会は座学と実習で構成。座学では、民間工事と公共工事の違いや建設機械の概要について学んだ。実習では、ショベルカーの操作のほかレーザースキャナーやVR技術などを体験。ドローンによる空撮の実演も行われ、歓声が上がった。

 ショベルカーの操作を体験した松澤凜空(りく)君は「楽しかった。見ている分には簡単そうだったが、やってみると、ちょっと掘るのも難しい。今はこうした機械が使えるが、昔の人はもっと大変だったと思う」と、初めての経験に興奮した様子。

 熊谷にこさんは「重機はめっちゃ迫力があり、レバーの調整が難しかった。男の人が操作する姿もかっこいいが、女の人は強い女という感じがして、もっとかっこいい」と、笑顔で話した。

 同校の河野紳一校長は「子どもたちが建設業や建機のことを知るいい機会。みんなワクワクしているように見えた。建設業には女性の職員の方もいらっしゃるので、女の子も興味を持ってもらえたら」と話し、企画した協会に感謝していた。

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