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山梨県甲州市

青少年ホーム解体へ 26年度着工目指す

2025/10/08 山梨建設新聞

 甲州市は旧甲州市勤労青少年ホーム(同市塩山下於曽地内)を解体する方針を固めた。2026年度設計、27年度着工を目指す。同施設は市民のスポーツ活動や文化活動などに利用されてきたが、老朽化が進んだためテニスコートを除き18年度で閉鎖された。解体後の跡地は当面駐車場として活用する方針だ。

 施設は塩山バイパスにほど近い市の中心部に位置。本館と体育館、テニスコートから成り、本館はS造2階建てで、延床面積は597㎡。集会室や講習室、和室があり文化的な活動などに利用されていた。

 体育館はS造平屋で同513㎡。1973年に建設された。いずれの施設も老朽化が著しく、閉鎖後、体育館を倉庫として使用している。テニスコートは改修し、市により運営が続けられており、立地の良さなどから現在も大勢の市民に利用されている。

 解体するのは本館と体育館で26年度に設計、27年度に工事を実施する予定。市は跡地の活用方法が決まるまでは、テニスコート利用者用の駐車場とする方針を示した。

 9月市議会で平塚悟議員は跡地活用について「せっかく改修をして利用者も非常に多いテニスコートもあるので、公有で使っていくという道筋がいい。スポーツで活用していくことも必要だ」と、スポーツ施設関連での活用を提案した。

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