【水戸市】 物流センターの運営代行・製造ラインのアウトソーシングサービスなどを手掛けるミスターサービス(岡山市南区古新田1153-6、土岩剛志代表取締役)は9日、水戸西流通センター内に延べ3400㎡規模となる物流拠点「水戸センター」を新設すると発表した。9月25日に着工し、2026年1月の稼働を予定している。
建設予定地は、水戸市谷津町細田1-1(水戸西流通センター内)。敷地面積が約4299・24㎡。
建物はS造亜鉛メッキ鋼板葺2階建て、延べ床面積約3428・37㎡。冷暖房設備を導入し、商品の在庫・保管、ピッキング、梱包・出荷、返品処理などを行う。投資規模は約5000万円。
新設する物流施設は、同社として県内で初の拠点。北関東自動車道・常磐自動車道へのアクセスを生かし、広域配送体制を強化する拠点として、東日本エリアの配送体制強化と地域雇用の拡大を目指す。
2年前から運営している笠間事業所と連携し、在庫や人員を分散管理することで、配送先により近い拠点からの出荷を実現。新設後、2拠点体制により、リードタイム短縮と安定供給の両立を実現し、東日本全域の配送効率を高めることで、企業の物流課題を総合的に支援する。
関東圏で初の自社運営の拠点となることから、物流オペレーションを一元管理し、現場での改善データを経営戦略に反映させることで、物流コストの最適化とサービス品質の向上を図る。
今後は、水戸センターを拠点として、事業拡大とサービス多様化を推進し、より多くの顧客のニーズに応える。稼働に伴い、40名程度の新規雇用(正社員・パート社員)を予定しており、地域人材の活躍機会創出と地域経済の活性化を目指す。