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群馬県前橋土木事務所

県前橋土木が桃ノ木川で実施設計

2025/10/16 群馬建設新聞


県前橋土木事務所は桃ノ木川のうち、前橋市小島田町から上泉町までの3300mで、堤防強化を計画している。本年度は年内に延長約1000mを対象に実施設計業務を指名競争入札で委託したい考え。本年度委託する区間以外の実施設計については、エイト日本技術開発(東京都中野区)が担当した。

同事業は国道50号が桃ノ木川を渡す観音橋を境に上流区間2630m、下流区間670mの計3300mが対象。上流側は右岸側、下流側は左岸側が対象となる。事業は河川水位が高い状況が続くと、堤防内に河川水が浸透し、漏水をきっかけに決壊するおそれがあることから計画。堤防に浸透した水を速やかに排水する構造にすることで対応したい考え。施工内容は堤内の法尻へ沿うようにカゴマットを設置、さらに排水溝の整備を基本としている。

本年度はこれまでに、用地測量業務を三陽技術コンサルタンツ(前橋市)に委託。年内に実施設計が残る区間1000mで業務を委託し、着工に向けた準備を進める。工事着手については、場所ごとに調整が必要なことから、調整が完了した地点から順次発注していきたい考え。

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