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国土交通省北陸地方整備局(建設),新潟県土木部,その他記事(民間)

TAKAKENが優勝/村上市でニイガタ除雪の達人選手権

2025/10/16 新潟建設新聞

 除雪オペレーターが除雪技術を競う「ニイガタ除雪の達人選手権」が12日、村上市で開かれた。下越地区で国道、県道、市道、村道、高速道路の除雪を担当するオペレーター10チームが出場し、経験年数2年の若手から39年のベテランまで、6種目で除雪機械操作の安全性・確実性・迅速性を競い合った。地元村上市の高橋邦芳市長をはじめとして多くの参加者が見守る中、競技が行われ、団体優勝はTAKAKEN(高建)に決まった。

 選手権は、道路除雪オペレーターの担い手確保の取り組みの一環として除雪への興味を持ってもらうとともに、オペレーターの技術力とモチベーション向上を目的に2020年度から開催している。今回は県村上地域振興局の駐車場に特別コースを設け、▽クランクの達人▽ピタ止めの達人▽帽子落としの達人▽スラロームの達人▽バック走行の達人▽車庫入れの達人―を目指し、各チームが日頃の鍛錬の成果を披露。技と情熱がぶつかり合うスペシャリストたちの熱戦に多くの観客から歓声が上がった。

 講評で、新潟県建設業協会村上支部の松山晴久支部長は「今回は除雪ドーザでの競技だったが、日頃、除雪トラックやグレーダ、ロータリーのオペレーターとして活躍されている方々にも多数参加していただき、幅広い経験を持つ皆さまの力量を感じる大会となった」とした上で「私たち建設業に携わる者は地域住民の生命や暮らしを守る使命を担っている。今回の大会が皆さまの技術向上や安全意識の一層の高まりにつながることを期待している」とし、地域のために事故なく今冬の除雪作業に力を合わせていこうと呼び掛けた。

 各競技上位者には、北陸地方整備局道路部道路管理課の高崎洋一課長からトロフィーが授与された。表彰者は次の通り(所属)。※敬称略

 ◆団体総合

 ◇優勝=TAKAKEN(高建)

 ◇2位=まるまつ(松山組)

 ◇3位=Nexus(渋谷建設)

 ◆個人賞A種目

 ◇優勝=鈴木浩(渡辺組)

 ◇2位=成田颯良(加藤組)

 ◇3位=嶋田慶一(横井組)

 ◆個人賞B種目

 ◇優勝=横山忠明(高建)

 ◇2位=間泰浩(松山組)

 ◇3位=鈴木慎之輔(渋谷建設)

【写真=松山支部長、優勝したTAKAKENチーム、排雪板の先端を風船に当てる。雪だるまの帽子落としも】

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