嶺水（飯田市、小山忠孝代表取締役）は11日、10歳以下の小学生を対象としたサッカー大会「U-10 REISUI CUP 2025」を飯田市川路多目的広場で開催した。スポーツを通じて子どもたちの交流や健全な育成を支援するとともに、測量・建設コンサルタント業界を知ってもらおうと初めて実施したもの。会場には測量体験ブースも設け、子どもたちは楽しみながら「ものづくりの世界」に触れた。

　大会は地元サッカーチーム・アザリー飯田フットボールクラブと共同で開催。飯田上伊那を中心に下伊那、中津川などから12チーム106人が参加し、熱戦を繰り広げた。保護者や地域住民も多数訪れ、熱い声援を送っていた。

　測量体験ブースにはトータルステーションを用意。子どもたちは試合の合間に来場し、蹴ったボールの距離を測り「ぴったり賞」を狙う企画に大盛り上がり。ドローンを使った写真撮影も行い、趣向を凝らした初の試みは成功裏に終わった。

　企画に携わった総務部の吉川愛未さんは「サッカーと同じように、測量もチームワークや工夫、観察力が大切。今回の体験をきっかけに、将来、『測量』や『まちづくり』に興味を持ってもらえたらうれしい」と思いを語った。

　同社は来年度以降も開催を予定している。