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群馬県企業局団地課

Q地区の測量設計 2地区で産業団地造成

2025/10/17 群馬建設新聞


県企業局団地課は産業団地整備に向けて事業化を目指すQ地区(西毛)とR地区(東毛)の測量調査設計に着手する。Q地区が月内、R地区は年内の指名通知を目指す。2地区ともに業務期間は1年間を見込む。当初予算でQ地区は測量設計委託料1億1200万円を確保。うち6580万円を、9月補正予算に2026年度までを期間とする債務負担行為に限度額を設定。R地区は9月補正予算で26年度までを期間とする債務負担行為に、限度額5880万円を追加した。

西毛に整備を計画しているQ地区の開発予定面積は約16haで、分譲予定面積は約15・5ha。総事業費は約36億円を見込んでいる。当初予算で測量設計委託料のほか、用地買収費・補償費として12億5600万円を確保している。農振除外等の手続きは完了している。造成工事は26年度中に発注し、28~29年度の分譲を目指す。分譲方法はオーダーメイドになるか、レディメイドか明らかにしていない。

東毛地区のR地区は開発予定面積約14・3haで、約11・8haが分譲予定面積となる。総事業費は約30億円を見込んでいる。農振除外手続きや市街化編入手続きは12月ごろに市町村が行う予定。測量調査設計には26年1月ごろ着手し、26年6~8月ごろに用地買収を予定する。用地買収の進捗状況次第だが、27年1月ごろに造成工事へ着手、28年6月ごろに工事を完了させ、29年2月ごろの分譲を目指す。分譲方法はオーダーメイドとするかレディメイドか公表していない。

企業局では◇沼田横塚産業団地(沼田市)◇桐生武井東工業団地(桐生市)◇みどり西鹿田産業団地(みどり市)◇館林大島地区工業団地(館林市)◇館林北部第四工業団地(館林市)-で事業を進めている。

現在、事業を進めている5団地の概要は次の通り。

【沼田横塚産業団地】

沼田市横塚町地内に整備する。団地総面積は約19・1haで、分譲面積約15・9ha。月内に工事を分割して発注する。オーダーメイドにより造成を行う。分譲は27年度を予定する。

【桐生武井東工業団地】

桐生市新里町武井地内に位置する桐生武井西工業団地の東側へ造成する。開発予定面積は約7・9haで、分譲予定面積は約6・9haとなる。総事業費は12億3500万円を見込む。測量調査設計業務を公告しており、17日に開札する。26年度中に造成工事を行い、28年度の分譲を目指す。

【みどり西鹿田産業団地】

みどり市笠懸町西鹿田地内に造成する。造成は西鹿田中島遺跡付近の東側、県道境木島大間々線沿いで行う。開発予定面積は約7・6haで、うち分譲予定面積は約6・3haとなる。測量調査設計業務はアイ・ディー・エー(高崎市)が受託している。26年度中に造成工事を行い、28年度中の分譲を目指す。

【館林大島地区工業団地】

館林市大島町地内に造成する。事業区域の北側および南側は板倉町に近接。北側約600mには渡良瀬川が流れており、栃木県佐野市が隣接している。南側は仲伊谷田承水溝、西側は農地に接している場所となる。開発予定面積は約56・2haで、うち分譲予定面積は約45・8haとしている。造成設計業務はアイ・ディー・エーが26年2月27日までの履行期限で進めているところ。早期の分譲に向け、事業を推進する。

【館林北部第四工業団地】

館林市大新田町ほかに整備する。主要地方道佐野行田線の沿線、東北自動車道館林インターチェンジから北へ4㎞に位置しており開発面積は約19・3haで、分譲面積は約13haとなる。現在造成工事を進めているところ。

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