大泉町は新庁舎の建設工事を進めており、供用開始後に現在の役場庁舎(日の出55-1)の解体を計画している。2026年度の工事発注を目指して準備を進める。新庁舎は26年5月中の供用開始を予定しているため、着工はそれ以降となる。
現庁舎は1974年に建設され、耐震診断により震度6強から7程度の地震の振動や衝撃に対して、倒壊または崩壊する危険性が高いと判断されている状況。耐震性に問題があることから、新庁舎移転後に解体工事を計画した。新庁舎建設基本設計において現庁舎解体工事の概算事業費を示しており、杭引き抜きやアスベスト含有建材の除去などは別として工事費2億9000万円を算出している。
既存庁舎はS造、RC造、SRC造と異なる構造を組み合わせた形式で建設されており、地下1階地上4階建ての延べ床面積6635㎡の規模となる。また、一般駐車場の駐車台数は160台。なお、既存庁舎の建設は前田建設工業(東京都千代田区)が担当した。解体後の跡地については、これから利活用方法を検討することとなる。解体工事設計は、勝山工務所(前橋市)が担当して進める。
新庁舎の建設工事については、24年度に関東建設工業・河本工業・石川建設・本田建設JVが落札し、26年3月までの工期で施工を進める。建物は現庁舎向かい側に建設し、RC造一部S造3階建て、延べ床面積7200・21㎡の規模。