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さいたま市測量設計業協会

さいたま市測協が25周年記念祝賀会

2025/10/15 埼玉建設新聞

 さいたま市測量設計業協会(下平栄男会長)は10日、さいたま市内のザマークグランドホテルで協会創立25周年・一般社団法人10周年記念祝賀会を、60人を超える関係者が集まり、盛大に開催した。

  同協会は2001年9月、浦和・大宮の測量設計業の20社が参加して、塩川通正氏と坂本克己氏両名を代表幹事に設立。その後、着々と会員数も増加。また、さいたま市とは技術職員研修への講師派遣事業などを通じて強固な関係を築くなど、協会の組織の拡大と充実を進めてきた。

 祝賀会には会員や賛助会員のほか、来賓にさいたま市の清水勇人市長、建設局の斉藤稔局長、水道局の城川猛局長、友好関係団体トップらが出席。出席者を前に下平会長は「協会は皆さまのご支援ご協力により創立25周年、一般社団法人化して10周年を迎えることができた」と感謝の言葉を述べた。続けて「これからも社会資本整備の一翼を担っていくため、会員一同、研さんを重ねて努力していく」と決意を新たにした。

 来賓を代表して清水市長は「協会の皆さま方には、さいたま市のまちづくりの基盤となる測量設計を担っていただき、そのおかげでさいたま市も発展することができた。私たちの街の発展の礎として大きな役割を果たしていただいた」と感謝の意を伝え、今後も引き続き支援と協力を呼び掛けた。

 その後、協会の発展に尽力したとして、同協会顧問の石関満氏に感謝状が贈呈された。

 ◇ ◇

 祝賀会に先立ち、記念事業として国土地理院関東地方測量部測量課長の針間栄一朗氏を講師に招き講演会を行った。針間課長は最初に「標高成果の改定」について、改定する背景や標高体系の移行に伴い変更する測量の仕組み、さらに標高改定に伴う公共測量への対応を示した。次に「令和6年度能登半島地震における国土地理院の対応」について、国土地理院の行った対応として、地殻変動や災害状況の把握、復旧・復興支援の内容を説明した。


写真=60人を超える参加者が祝った

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