県財産有効活用課は、産業技術センター第1研究棟(前橋市亀里町884-1)について、空調設備更新工事を11月下旬に一般競争入札での公告を計画している。工事期間は4カ月程度を想定。今回の工事では室内機19台と室外機1台を設置する。設計は勝山工務所(前橋市)がまとめた。
既存施設はRC造2階建て、延べ床面積2875・44㎡の規模で整備されている。既存施設の設計は松田平田設計(東京都港区)、建築工事が宮下工業(前橋市)、電気設備工事は宮島・神明・佐藤・金井JV、機械設備工事については三洋関東・ホクトJVが手掛けた。
2003年の開所以来、20年以上更新されていない空調機器が数多くあり、ほとんどの機器は修繕部品の供給を終了している状況となっている。このため、老朽化によるエラー発報や運転不可となっている機器が年々増加していることから更新を行うことを決めた。
今回新たに設置するエアコンは4方向天井カセット形。EHP空冷式ビル用マルチエアコンとなる。
室内機と室外機の電源・冷房能力・暖房能力はそれぞれ◇電源(室内機)=単相200V◇電源(室外機)=3相200V◇冷房能力(室内機)=7・1kW×2台、5・6kW×9台、4・5kW×8台◇冷房能力(室外機)=112kW×1台◇暖房能力(室内機)=8kW×2台、6・3kW×9台、5kW×8台◇暖房能力(室外機)=126kW×1台-。
なお、空調配管については、更新せず原則既存のまま流用する予定としている。