記事

事業者
群馬県前橋土木事務所

県前橋土木事務所が県立敷島公園で工事計画

2025/10/21 群馬建設新聞


県前橋土木事務所は県立敷島公園(前橋市敷島町66)の陸上競技場メインスタンドを中心に改修工事を計画している。本年度は設計期間に充て、2026年度の工事発注を目指す。工事はエレベーター新設を含むバリアフリー化対応や写真判定室のリニューアル、公園内にある屋外トイレの更新など計6種類となる。設計業務については、勝山工務所(前橋市)が担当している。

陸上競技場は1963年に建設した施設。82年に前回の国体開催を踏まえた大規模改修工事を実施した後、40年以上経過しており、老朽化が進行している状況なことから工事を計画。加えて、バリアフリー対応のための工事も想定している。メインスタンドはRC造4階建て、延べ床面積5820・76㎡の規模。収容人数は7583人で、スタンド内に諸室がある。このほか、サイドスタンドや大型映像装置も設置している。

主な施工内容は◇トイレ更新工事◇バリアフリー対応工事◇バックスタンド芝生席(炬火台)改修工事◇写真判定室リニューアル工事◇メインスタンド車いす使用者客席動線改修工事◇諸室の雨漏り対策等工事-の6種類を予定している。本年度に作成する設計の中で、それぞれの施工内容を詰め、2026年度の工事着手を目指す。

トイレの更新工事は、陸上競技場の北側にある屋外トイレと、テニスコート入口にあるトイレの2カ所で計画。施設規模など詳細は利用形態などを踏まえて判断する。

バリアフリー対応工事は、スタンド間へスロープなどを設置して車いすでの通行を可能とするほか、車いす席の再配置などを想定している。

バックスタンド芝生席(炬火台)改修工事は、炬火台の撤去などを実施する。

写真判定室のリニューアルは、メインスタンド内にある同部屋が対象。内外装のリニューアルなどの実施を見込む。

メインスタンド車いす使用者客席動線改修工事は車いす使用者がフィールド内に立ち入らずに専用席に移動できるように動線を設ける工事を予定。加えて、2階コンコースに接続するエレベーターの整備も予定している。

諸室の雨漏り対策等工事は、メインスタンド内に雨漏りが発生していることから計画。メインスタンド1~3階にあるホールや貴賓室、EVホール部分で雨漏り対策や、内壁部分で壁紙の剥がれやシミなどが発生していることからその改修工事を行う。

記事資料

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら