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山梨県中北建設事務所

25年度は詳細設計に着手/北杜市大泉町の泉川治水事業

2025/10/18 山梨建設新聞

 県中北建設事務所峡北支所は、泉川治水事業を計画している。現在の進捗として2025年度は詳細設計業務を進めている段階にある。26年度は測量設計や用地の取得に移る見通し。順調に進めば、28年度から工事着手し、35年度の完了を目指す。

 北杜市大泉町西井出地内を流れる泉川の一部を対象に、治水対策を行うもの。

 泉川は市の南北を流れる一級河川。該当箇所では23年7月に八ヶ岳周辺で発生した集中豪雨の影響によって、浸水被害や護岸等が損壊した。地元住民からも改修を求める要望を受けており、早急な治水対策が必要となっている。

 主な整備内容として現段階では護岸工をL約1㎞、橋梁工3橋を想定している。

 対象箇所では豪雨被害を受け、流下能力の向上や未整備箇所に対して新たに護岸を設けるなどの対策工事を検討しているところ。

 現在進めている詳細設計業務については、浪速技研コンサルタントが担当してまとめている。26年度は詳細設計業務の成果を踏まえて、測量設計業務や必要となる用地の取得に移る。

 これらが順調に進めば28年度から護岸工、29年度には橋梁工などに着手して推進を図る計画。工事完了の見通しとしては35年度中を目指す。

 なお、泉川治水事業に要する総事業費については、現段階で9億8000万円を見込んでいる。

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