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群馬県昭和村

君河原橋の耐震補強工事

2025/10/22 群馬建設新聞


昭和村は森下地内の君河原橋の耐震補強事業について、第4四半期の工事発注に向けて準備を進めている。発注は指名競争入札で行う。補強工事は複数年かかる見込みで、2025年度の当初予算に工事費として7300万円を計上。今後、単年度ごとに予算を計上し、複数年かけて施工を行う方針。設計はアコン測量設計(前橋市)が手掛けた。

現在、初弾工事を石坂建設(昭和村)が担当しており、上部工への落橋防止システムの整備と、同じく上部工への水平力分担構造工の施工を進める。本年度分の工事は、前回発注分の工事の進捗によって発注時期を判断する。施工内容は今後決定する。

全体計画での耐震補強工事は、上部工のほか、5基の橋脚を対象に補強工事を予定。

村道君河原線で片品川を跨ぐ同橋は橋長240m、幅員9・8mの規模で架設は1991年度。上部工はT桁橋で面積2352㎡、下部工は直接基礎で橋台2基、橋脚5基となっている。

村道君河原線は、沼田市と昭和ICや道の駅あぐりーむ昭和を結ぶ県の第2次緊急輸送道路に指定されている。君河原橋は、橋梁長寿命化修繕計画に基づく定期点検の判定では良好だったものの、架設から現在まで耐震化が未実施のため、同事業が計画された。事業では、工事費の一部に国土交通省の防災・安全交付金を充てる。

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