旭市は、県立東部図書館の譲受を見据え、利用しやすい図書館への改修を検討している。改修に当たり、Park―PFIの導入を想定している周辺エリア(図書館前広場、第2・第3駐車場、ふれあい広場、第2駐車場北東用地)と一体的な整備を計画。11月21日に国土交通省が開催する「官民連携事業の推進のための地方ブロックプラットフォーム」で、サウンディング型市場調査を実施する。調査結果に基づき、2027年度までに「図書館および周辺エリア一体的整備基本計画」を策定し、28年度以降に設計・工事を行う。
周辺エリアには、カフェなどの飲食店、屋内の子ども遊び場、子育て・教育・産業などに関するサービス施設の整備を想定。
市場調査では、設計、維持管理、コンサルタント、運営に関する業種の事業者を対話希望対象とし、改修計画イメージ、事業方式、整備・管理運営範囲、官民分担について確認する。事業方式は、Park―PFIに加え、包括的民間委託や指定管理者制度なども視野に入れる。
図書館改修に向け/27年度基本設計へ
旭市図書館は、21年度から県立東部図書館の一部に入居している。県立東部図書館については、県立図書館3館(中央図書館、東部図書館、西部図書館)と文書館を集約した複合施設を青葉の森公園内に建設する計画を踏まえ、県から建物および土地を譲受する方向で調整を行っている。必要に応じて県が維持補修工事を行った後、利用しやすい図書館に向けた改修として27年度に基本設計、28年度に実施設計をまとめ、29年度から2か年で工事を行う運び。
県立東部図書館および周辺エリアは、旭文化の杜公園内(ハの250―1)に所在。敷地面積は、図書館4093・74㎡、図書館前広場1100㎡、第2駐車場8000㎡、第3駐車場4500㎡、ふれあい広場9000㎡、第2駐車場北東用地275㎡。
県立東部図書館の規模などは、SRC造一部S造3階建て、建築面積2322・64㎡、延べ床面積4165・23㎡、1998年3月の竣工。