我孫子市は、DBO方式によるリサイクルセンター整備運営事業の実施方針案および要求水準書を公表した。2026年3月に特定事業の評価・選定結果を公表し、4月に総合評価一般競争入札を公告。5月まで入札参加資格審査申請書類、9月まで事業提案書の提出を受け付け、11月の審査を経て、12月に落札者を決定し、基本協定を締結する。
基本協定締結後、3月議会で承認を受け、特定事業契約を締結。30年3月31日までに設計および建設工事を完了し、4月1日の供用開始を目指す。運営期間は50年3月31日まで。
設計・施工は、民間事業者または民間事業者が設立する共同企業体が担う。共同企業体の場合、建築物の設計を行う企業、建築物の施工を行う企業、プラントの設計・施工を行う企業で構成し、プラントの設計・施工を行う企業を代表企業とする。
運営業務は、民間事業者が設立する特別目的会社が行う。設立に当たっては、代表企業の出資割合を50%以上とし、出資者で最大となるようにする。
建設費および運営費などコスト低減を重視した計画とし、35年以上の施設利用を前提とした設計・施工・運営を行う。事業期間終了時に伴う施設明け渡し時には、要求水準を満足する状態で市に引き継ぐ。
リサイクルセンターは、中峠2264の旧クリーンセンター跡地約1万4200㎡に整備する。建築構造はS造、RC造、SRC造を想定。緑化面積2848・9㎡以上を確保する。
施設機能および1日当たりの処理量は▽不燃ごみ・粗大ごみ=7・1t▽プラスチック=10・1t▽ペットボトル=2・1t▽びん=4・5t▽空き缶=1・7t▽資源物保管ストックヤード――など。
資源物保管ストックヤードの保管品目は、金属類、廃食用油、乾電池、蛍光管、小型二次電池、古紙類、古繊維類、家電製品、剪定枝木、不燃有価物、不法投棄回収物など。
設計・建設費については、24年8月に実施した事業者アンケート調査の結果から、約90億円(税抜き)を見込んでいる。
旧クリーンセンター解体および土壌汚染対策工事は、村本建設と板橋建設のJVが28年1月31日までの工期で請け負っている。
リサイクルセンター整備運営事業発注支援業務は、国際航業が27年3月31日まで担当している。

















