県峡東建設事務所は2026年度、県道藤垈石和線(八代町南ー北工区)を事業化する。中央道・笛吹八代SICのアクセス性を向上する新たな道路で、笛吹市道を経て国道20号に直結する。26年度から測量や設計などに着手する予定で、2035年度の完成を目指す。
同SIC周辺は農地などが広がっており、買収し新たな道路を整備する。同SIC入口付近から北東方向へ整備し、笛吹市道1-30号線につなげる計画。その先整備済みの市道を北上することにより、自動車用品販売のイエローハット石和店などがある国道20号成田交差点に出られる。関連する市道は新道整備後、県道へ昇格する予定となっている。
整備延長は935m、全幅は10・5m確保する計画。区間内に橋梁を1橋整備する予定だ。概算事業費は13億円を見込んでいる。
同県道は同市境川町藤垈ー石和町市部を結ぶ全長約6・2㎞の幹線道路。石和町四日市場地内など一部区間では道幅が狭く、歩道も未整備のため早急に対策を実施し交通の分散化を図る必要がある。また同SICと国道20号が直結していないため利便性が悪く、地元からもかねて新道の整備要望が出ている。

















