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群馬県太田市

鳥山町で雨水排水整備へ近く設計委託

2025/10/28 群馬建設新聞


太田市は、鳥山町周辺で雨水排水対策工事を計画している。近く条件付き一般競争入札により、雨水管渠などの詳細設計業務を委託する。9月補正予算では、設計委託料1707万2000円を計上している。2026年度半ばまでを設計期間としており、27年度予算での工事費計上を目指して準備を進めていく。工事は設計が完了する27年度の着手を想定。工区をいくつかに分け、数年かけて工事発注していく見込み。

鳥山町周辺においては、民間開発などにより住宅などの建設が増加している。また、東武鉄道の東武桐生線も同町を縦断する形で走っているなど市街化が進む。同地域では市街地として発展が進んでいるが、集中豪雨時などに雨水がたまりやすく、排水対策などが未整備となっていることから雨水排水管渠の築造を計画した。

同町の市道2級17号線下へ、ボックスカルバートもしくはヒューム管などの暗渠を布設して、近隣の八瀬川へと放流する計画。延長は550m程度を想定している。なお、調整池の築造などは検討していない。設計では、排水構造物の種類や規模から工法などを詰めていく。また、川へ放水可能な量なども計測が必要となるため、各種調査なども進める。

市で計画を進めている雨水排水整備としては、高林南町地内でも同様の雨水管渠築造工事を予定している。本年度は設計期間とし、詳細設計業務を森エンジニアリング(桐生市)が受託して進めている。

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