豊丘村は28日、「勝負平滞在型市民農園簡易宿泊施設・交流棟建築工事」4件の指名競争入札を行い、発注規模が最大の4工区のみ落札決定した。落札者は神稲建設・タナダ工業JVで、落札価格は8920万円(税別、以下同じ)。予定価格は8939万円だった。他の3件は予定価格超過で不落となり、随意契約での成立を目指すとみられる。
同工事は10月20日の一般競争入札が不落に終わり、設計内容を見直した上で、入札方式を指名競争入札に変え、応札した4JVを指名した。指名業者は神稲JVのほか、勝間田建設・ハンズJV、丸三建設・田中住建JV、原建設・竹村建築JV。落札決定に当たっては一般競争入札の時と同様、4、3、2、1工区の順に一抜け方式を採用した。
4件とも議会承認案件(5000万円以上)で、契約議案を審議する臨時議会は10月31日に予定しており、残る3件についてもこれに間に合うよう仮契約にこぎ着けたい考え。
滞在型市民農園(クラインガルテン)は道路を挟み近接する北エリアと南エリアで構成。一般競争入札時に示した工事内容は、4工区が南エリア交流棟建築工事(W造平屋、延べ73㎡、大屋根196㎡)、南エリア外構工事、水道設備工事。3工区が南エリアの簡易宿泊施設建築工事4棟(G~J棟、各棟W造平屋、延べ66㎡)。2工区が北エリアの簡易宿泊施設建築工事3棟(D~F棟、各棟W造平屋、延べ60㎡)。1工区が同(A~C棟、各棟W造平屋、延べ60㎡)。
工期は2026年3月だが、繰り越す可能性もある。設計・監理担当はhut建築事務所(須坂市)と柏建築設計事務所(飯田市)のJV。
















