東日本高速道路(NEXCO東日本)関東支社は、千葉管理事務所管内における京葉道路(船橋インターチェンジ・宮野木ジャンクション間)の浜町高架橋など5橋、東関東自動車道(湾岸千葉インターチェンジ・成田ジャンクション間)の宮野木第三高架橋など4橋を対象に、落橋防止構造物88か所の維持修繕と縁端部19か所の拡幅を計画している。23日には「千葉管理事務所管内落橋防止構造物設計」の簡易公募型プロポーザルを公告した。設計に伴い、千葉国道事務所、船橋市、船橋高架下管理協会と施工時制約条件に関する協議などを実施し、2027年1月までの調整完了を目指す。
プロポーザルにおいては、12月8日まで参加表明書の提出を受け付け、26年1月9日に技術提案書提出者を選定し、2月27日に技術提案書の提出を締め切る。3月4~18日に技術提案書に関するヒアリングを行い、4月9日の特定・非特定通知を経て、5月15日まで見積書の提出を求め、18日に見積もりを執行する。履行期間は、契約保証取得日の翌日から270日。
業務内容は、落橋防止構造物と縁端拡幅の詳細設計、施工計画の策定、現地踏査、落橋防止構造物の溶接種別明示、検査路撤去・再設置と橋梁排水装置撤去・再設置の図面作成、7回程度の打ち合わせなど。
京葉道路の対象橋梁は、浜町高架橋の上下線、宮本橋の上下線、幕張本線橋の上下線、幕張インターチェンジEランプ橋とGランプ橋。
東関東自動車道の対象橋梁は、宮野木第三高架橋の上下線、宮野木ランプ3号橋、寒風高架橋の上下線、東七栄橋(富里橋)の上下線。
浜町高架橋は、船橋市道に架かる道路橋。上部工は、3径間連続PC箱桁L61・1mと4径間連続PC箱桁L81・5m。下部工は、柱式橋脚(一部壁式橋脚)と控え壁式橋台で構成。支承はベアリングプレート。基礎工は場所打ち杭とRC杭(一部PHC杭)。
宮本橋は、船橋市道に架かる道路橋。上部工は鋼単純合成鈑桁(一部箱桁)L24・5m、下部工は控え壁式橋台、支承はベアリングプレート、基礎工はRC杭(一部PHC杭)。
幕張本線橋は、国道14号に架かる道路橋。上部工は単純合成鈑桁L31・8m、下部工は控え壁式橋台、支承はゴム、基礎工はRC杭。
幕張インターチェンジEランプ橋とGランプ橋は、国道14号に架かる道路橋。いずれも上部工は単純合成鈑桁L31・8m、下部工は逆T式橋台、支承はゴム、基礎工はPHC杭。
宮野木第三高架橋の上部工は、RC中空床版L17m、鋼単純合成鈑桁L39・8m、鋼3径間非合成鈑桁L80・2mとL92・2m。下部工は、ラーメン式橋脚、逆T式橋台、箱式橋台で構成。支承はベアリングプレート。基礎工は鋼管杭。
宮野木ランプ3号橋の上部工は、鋼4径間連続非合成鈑桁L104m。下部工は、柱式橋脚(一部ラーメン式橋脚)と逆T式橋台で構成。支承はベアリングプレート。基礎工は鋼管杭。
寒風高架橋の上部工は、単純合成桁L35・7m×2径間とL29・3m×10径間。下部工は、ラーメン式橋脚と控え壁式橋台で構成。支承はベアリングプレート。基礎工は鋼管杭。
東七栄橋は、国道409号に架かる道路橋。上部工は、PC単純合成桁L11・3mとL20m。下部工は、ラーメン式橋脚と控え壁式橋台で構成。支承はベアリングプレート。基礎工は場所打ち杭。

















