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群馬県上信自動車道建設事務所

上信千沢橋の上部工整備工事

2025/10/29 群馬建設新聞


県上信自動車道建設事務所は東吾妻町箱島地内で、上信千沢橋の上部工整備工事を月内に一般競争入札で公告する。整備を進めている吾妻東バイパス2期の道路改築事業として行うもの。工期はフレックス工期を活用し約24カ月を見込んでいる。設計は長大(東京都中央区)がまとめた。

上部工は、橋長68m、全幅員11・5m、有効幅員10・5mの鋼単純細幅箱桁橋。加工鋼重は270・9t、総重量は276・7tとなる。架設は送り出し架設工法で行う。主桁は桁長67・8mで2本。桁高2・7m、桁幅1・55mで整備する。床版のコンクリートボリュームは260・7立方mで、面積は778・4㎡。

支承工は、A1へ可動ゴム支承を2基、A2へ固定ゴム支承を2基据え付ける。壁高欄は、延長135・6mで高さ0・7mの規模となる。鉄筋量6・1t、コンクリートボリューム36・2立方mで整備を行う。

上信千沢橋の下部工については、A2橋台が完成しており、現在、A1橋台の基礎工事および躯体工事を南波建設(東吾妻町)が進めている。今後は、上部工の完成時期に合わせて、高欄工の発注を計画している。

吾妻東バイパス2期工区は、箱島インターチェンジから植栗・中之条インターチェンジまでを結ぶ延長約7㎞の区間で、幅員10・5mの高規格道路として整備を進めている。2014年度に事業を開始しており、29年度の開通を目指し工事を進めている。

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