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山梨県笛吹市

26年度から体育館エアコン整備へ

2025/10/30 山梨建設新聞

 笛吹市は2026年度から学校体育館や社会体育施設のエアコン整備を始める。25年度中に断熱性調査などを行い、施設ごとに必要とされる工事内容を決める。国の交付金を活用しながら順次整備を進める方針だ。

 市は25年1月、学校体育館と社会体育施設の空調設置に向けた基本的な考え方をまとめた。25年度は学校体育館や社会体育施設、柔剣道場を対象に施設の断熱性などについて調査を進める。その結果を基に施設ごとに最適な設備や対策を検討するとした。

 26年度から、まずは日常的に利用頻度が高い学校体育館19施設を優先して整備する。市は「国の空調設備整備臨時特例交付金などを活用しながら、スピード感を持って空調設備を整備する」とした。

 同交付金の対象は▽冷暖房設備の設置工事▽配管の新設・撤去・再配置・更新工事▽キュービクルの設置・更新など電源確保のための工事▽床下、壁、屋根等の断熱・遮熱化工事に伴う内外装の撤去・再設置・更新工事▽建具の改修工事-など。交付金の期限は33年度までとなっている。

 県内では多くの自治体が同時期に整備を進めるとみられ、業者の繁忙が予想される。

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