千葉市は、2034年度までを期間とする「社会教育施設保全計画(公民館・図書館)」に基づき、緑区土気市民センター跡地において、土気市民センター、土気いきいきセンター、土気公民館、緑図書館土気図書室を集約した平屋建ての複合施設を新築する。複合施設については、26年度に基本計画と基本設計をまとめ、27年度の実施設計を経て、28年度から2か年で工事を行い、30年度の供用開始を目指す。基本計画には、施設規模、事業費、事業スケジュールなどを盛り込む。
土気市民センターの解体は、26年度に設計をまとめ、27年度の着工を予定している。複合施設の完成まで受付窓口、事務室、倉庫を土気公民館の一部に仮移転する計画で、26年度に土気公民館の会議室、管理人室、集会室の修繕工事を実施した上で、市民センター解体工事着手前までに仮移転を完了する。
複合施設の新築に伴い、隣接する土気小学校校庭の一部を工事現場事務所、土気市民センター駐車場の一部を工事ヤードおよび工事用駐車場として利用する。現場事務所は、27年度に校庭遊具の移設と切株の伐根を行った上で設置する。
31年度に整備工事着手/土気公民館跡は駐車場
土気公民館の解体工事は、30年度に実施する。跡地は、31年度に複合施設の駐車場として整備する予定。
土気市民センターは、緑区土気町1631―10に所在。敷地面積は3802・6㎡。
建物は、RC造2階建て、延べ床面積1306㎡、1969年6月の建築。建築当初は、旧土気町役場として使用していた。市民センターの機能ほか、土気いきいきセンター、地域活動支援センター「やさし~ど」、緑図書館土気図書室が入居している。
入居施設における解体工事中の対応は▽土気いきいきセンター=休止または民間施設への仮移転を含めて検討▽やさし~ど=解体工事前までに敷地外へ移転し事業継続▽緑図書館土気図書室=休止。
土気公民館は、土気市民センター隣接地の緑区土気町1631―7にある。敷地面積は1205・78㎡。
建物は、RC造平屋建て、床面積501・88㎡、82年2月の建築。
社会教育施設保全計画では、計画期間中に建て替えにより再整備を行う施設として、緑図書館土気図書室、他の公共施設との複合化の方向性を示した。

















