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28年度の新築着工へ/土気市民C跡に複合施設/千葉市 土気公民館など4施設集約

2025/10/30 日刊建設タイムズ

 千葉市は、2034年度までを期間とする「社会教育施設保全計画(公民館・図書館)」に基づき、緑区土気市民センター跡地において、土気市民センター、土気いきいきセンター、土気公民館、緑図書館土気図書室を集約した平屋建ての複合施設を新築する。複合施設については、26年度に基本計画と基本設計をまとめ、27年度の実施設計を経て、28年度から2か年で工事を行い、30年度の供用開始を目指す。基本計画には、施設規模、事業費、事業スケジュールなどを盛り込む。

 土気市民センターの解体は、26年度に設計をまとめ、27年度の着工を予定している。複合施設の完成まで受付窓口、事務室、倉庫を土気公民館の一部に仮移転する計画で、26年度に土気公民館の会議室、管理人室、集会室の修繕工事を実施した上で、市民センター解体工事着手前までに仮移転を完了する。

 複合施設の新築に伴い、隣接する土気小学校校庭の一部を工事現場事務所、土気市民センター駐車場の一部を工事ヤードおよび工事用駐車場として利用する。現場事務所は、27年度に校庭遊具の移設と切株の伐根を行った上で設置する。


31年度に整備工事着手/土気公民館跡は駐車場


 土気公民館の解体工事は、30年度に実施する。跡地は、31年度に複合施設の駐車場として整備する予定。

 土気市民センターは、緑区土気町1631―10に所在。敷地面積は3802・6㎡。

 建物は、RC造2階建て、延べ床面積1306㎡、1969年6月の建築。建築当初は、旧土気町役場として使用していた。市民センターの機能ほか、土気いきいきセンター、地域活動支援センター「やさし~ど」、緑図書館土気図書室が入居している。

 入居施設における解体工事中の対応は▽土気いきいきセンター=休止または民間施設への仮移転を含めて検討▽やさし~ど=解体工事前までに敷地外へ移転し事業継続▽緑図書館土気図書室=休止。

 土気公民館は、土気市民センター隣接地の緑区土気町1631―7にある。敷地面積は1205・78㎡。

 建物は、RC造平屋建て、床面積501・88㎡、82年2月の建築。

 社会教育施設保全計画では、計画期間中に建て替えにより再整備を行う施設として、緑図書館土気図書室、他の公共施設との複合化の方向性を示した。

新たな複合施設の配置図

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