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国土交通省新潟国道事務所

国道除雪へ準備万端/出動式で無事故を決意

2025/10/31 新潟建設新聞

 北陸地方整備局新潟国道事務所は29日、新潟西除雪ステーションで除雪出動式を開いた。新潟市内の中心市街地から県境部までの管理国道5路線を対象に今冬は6月に開通した49号水原バイパスを含め車道230・1㎞、歩道114カ所、歩道延長100・7㎞の除雪を担う。管内を5工区に分け、新潟工区をNIPPO、新発田工区は東亜道路工業、黒埼工区は加賀田組、水原工区は丸運建設が担当する。

 大谷江二所長は「今年の冬の降雪は例年並みとなっているが、最近の傾向を踏まえれば短時間での大量降雪は想定しておくべきと考えている。私どもも昨冬と同じように予防的通行止めの実施、出控えの情報発信などに努め、皆さまの優れた技術が発揮されるよう支えていきたい。一緒に新潟の冬を支えてまいりましょう」と呼び掛けた。

 請負事業者を代表し、新発田工区を担当するNIPPOの現場代理人である上村和孝氏が「作業に従事する私たちは長年培ってきた経験を生かし、地域経済を支える大動脈となる直轄国道の通行を確保することを肝に銘じ、インフラの肝となる新潟国道の除雪作業を任せられているという誇りと責任を持ちエッセンシャルワーカーとしての責務を全うします」とし「事故無く除雪作業を終え、暖かい春を家族とともに笑顔で迎えられるように万全を期し作業をすることを誓う」と力強く決意を表明。新潟維持出張所の山崎義文所長が無事故・無災害を祈念して3本締めの音頭を取った。

 出動式には新潟市立中野小屋中学校の2年生11人も参加。除雪のおかげで「安心して学校に行くことができている」とする感謝の言葉を伝え、無事故を祈念したゴールドキーを手渡し激励した。その後、除雪ステーションの見学や除雪機械の見学・乗車体験も行われた。

【写真=安全運転を願いゴールドキーを贈呈。代表者が決意表明。除雪機械を間近で見学した】

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